スコアをつけてプロ野球を楽しむ

バッティング

プロ野球ファンでもスコアをつけている人はほとんどいません。しかし本当の玄人ファンは球場でも、自宅でテレビを見ながらでも1球ごとに記録をつけてデータ手帳を作り野球を楽しんでいます。

では記録をつけることで何が分かるかというと、試合がきちんとデータとして残るので、例えば打者の得意なコースや苦手なコースが分かってきたり、ピッチャーの球種や攻め方などが分かります。その結果、試合の理解度も数段上がり、より野球を楽しむ事が出来ます。

もちろんスコアをつけていないからといって野球が楽しめないという事ではありませんが、やはりつけたほうがより試合展開が頭によく入り、そしてより集中して試合を楽しむ事が出来ます。

記録のつけ方も慣れてしまえばそれ程難しくなく、記入時間も1球あたり数秒でつける事もできますので、それ程野球観戦に支障はでません。

バット

データをつける事によって、例えば前の打席はストレートで打者にヒットを打たれたから次の打席は変化球中心でピッチャーは攻めてくるだろうとか、このバッターは高めに強いので低め中心に攻めた方が良いとか選手の心情もだんだん分かってきます。それが当たればうれしいですし、外れればより勉強しようとなります。

このようにスコアをつける事で今までただ何となく見て楽しんでいたプロ野球の見方が大きく変わるので、玄人は記録をつけて楽しんでいるのです。

中継ぎ投手で見るプロ野球の玄人

バットとボール

現代のプロ野球は、先発投手が完投することは滅多に無く、完全分業制で、先発、中継ぎ、セットアッパー、抑えと、継投リレーを行うのがトレンドとなっています。

以前は、中継ぎ投手と言えば、好投しても勝敗やセーブが付き難いことから、記録に残らない仕事と呼ばれた時代もありましたが、0点に抑えたにも関わらず、勝ちもセーブも付かない活躍があった場合は、ホールドが付くように改訂されました。

その数字は、新設された最優秀中継ぎ投手の個人タイトルとなり、立派な記録として残るようになったのと同時に、試合の勝敗を左右する役割として、重要視されるようになりました。

リードをした状態で出番が回ってくれば、それを保ちながらセットアッパーに繋ぐことが求められるのはもちろんのこと、ビハインドで出番が回ってくれば、それ以上の失点を防ぎながら、打者の活躍によって逆転してくれるのをひたすら待ちます。

地味で、他のポジションと比較して、なかなか評価されることの少ないポジションであり、いつ出番が来るのか分からない中でも、常にベストなコンディションを作らなければならない、大変タフな仕事ですが、プロ野球チームの勝利のために、投手陣に無くてはならない、玄人好みの存在です。

グローブ

自信があるなら野球のブックメーカーにチャレンジ

観戦

自分自身は野球の玄人という自負があるのであれば、ブックメーカーの勝敗予想にチャレンジしてみるのがいいでしょう。

ブックメーカーは海外で流行しているスポーツの勝敗予想で、日本の野球にも対応しています。簡単な予想方式で、当たった時の喜びは大きく、多くの人に楽しまれています。ただ予想するだけでは運任せになってしまうので、勝率はアップしません。

そこで、事前に先発投手の調子や過去のデータなどの情報を収集することで、予想ではなく、戦略として確立することで、勝率が上がってきます。例えば、主力の捕手がケガでスターティングメンバーから外れている、絶不調の場合など、チーム力が低下してしまいます。

種々の情報を手に入れることで、予想を当てやすくなるので、情報収集は必須となります。

その他、玄人ならではの経験則も大きく勝率に影響してくるでしょう。

詳しくは下記のサイトが参考になりますので、一読してみてください。

日本人ならブックメーカーはプロ野球

野球のブックメーカーについて、簡単に記載されています。

プロ野球の予告先発 右投手?左投手?

出塁

プロ野球をあまり頻繁に見ない方にとっては予告先発なんて、自分が観戦に行くときにしか確認しないということもあるかと思いますが、実は玄人目線で予告先発を見るとその日の試合展開を予測することができて、さらに観戦が楽しくなるので、ぜひプロ野球好きの方にはぜひ知っておいて欲しいと思います。

まず、予告先発ではそれぞれの投手が右投げ、左投げであるとか、勝敗数、防御率などのデータを見るのはもちろんなのですが、そこから、右投げだから相手のスタメンは左打ちの打者を並べてくるだろうとか、だいたい何回まで投げられるだろうから、中継ぎは誰を使うだろうなどという大まかなゲーム展開を予測することができるので、それをもとに観戦するとさらに違う視点からプロ野球をおもしろく見ることができること間違いなしです。

さらに、その日の先発と次の日の先発がわかると、自然にローテーションが予測できるようになるので、次に観戦に行くときに目当ての先発がいれば、そこに予定を合わせることができたりと大変便利なのです。

ベースボール

また、もちろん先発同士の相性などを調べておくことも重要で、自分の予測が当たったときには解説者にでもなったような気分になれて最高です。

玄人になると投球術も分かる

スタジアム

玄人になってくるとプロ野球の選手のやっていることもかなりわかってきます。その一つとして投手の投球術も分かってくるのも魅力です。

投手はコースを投げ分けたり、緩急をつけたりと常に相手バッターに打たれないための努力をしています。そして、その技術は驚くべきものがあります。あの小さなホームベースの内と外を投げ分けたりすることができるのです。それも全力の投球で投げ分けます。

プロ野球の打者でもこれをされるとなかなか打てません。というのは打つというのはとても難しいことで、同じような球が同じようなところに来れば誰だも打てるのですが、違うところにくるとなかなか打てるものではないのです。というのは打者は常に自分が打つイメージを持っているからです。

そして、このイメージは最も最近の物が反映されやすくなっています。ですから、インコースにボールが来ると、そのボールのイメージが強く頭に残ります。そして、次にアウトコースにボールが来ると、先のイメージが邪魔をして打てなくなるというわけです。ですから、投手はこのインとアウトとの投げ分けをするのです。これによって多くの打者が自分のイメージを崩されてなかなか打てなくなります。玄人はそうした投手の考えを理解して見ることが出来るようになっています。

バッター