プロ野球 3つに分類されている捕手のリード

プロ野球における捕手のリードは、3つに分類されるといわれています。それは「バッター中心のリード」「ピッチャー中心のリード」「状況中心のリード」です。

バッター中心のリードとは、データからバッターの弱点を突いたり、前の打席での反応を見ながら配給を組み立てたりというように、どうしたら打ち取れるかをバッターから考えていくことです。

野球

ピッチャー中心のリードは、簡単に言うとピッチャーの得意なボールを投げさせる配給です。このリードは、ピッチャーの持ち味を引き出すことに専念すればいいので、サインを出すのはそれほど難しくありません。

状況中心のリードは、点差、イニング、ランナーの有無など、状況に応じて組み立てる配給のことです。例えば、併殺をとりたい、三振をとりたい、犠牲フライを打たれたくない、右方向に打たれたくない、などというときのピンチを切り抜けるための考え方だと言えます。

バッター中心のリードで苦手ゾーンを把握していても、バッターはその球にヤマを張っているかもいれません。ピッチャー中心のリードでも、その球だけコントロールが甘くなることもあります。つまり、この3つのリードを試合中に上手く使い分けなければいけないので、捕手にはセンスと経験が問われるのです。